変わり種の投資信託の一種に毎月分配型投資信託というものがあります。

名前を一見すると、毎月利益がもらえるように錯覚してしまいます。 そして指標の値動きに連動するだけの、地味なイメージのインデックスタイプよりも魅力的に見えます。

実際に、過去にはこの毎月分配型投資信託が非常に人気のある時代がありました。ですが、ご注意ください。

毎月分配型の多くは、毎月利益がもらえるわけではありません。

簡単に言いますと、運用がうまくいったときは、利益がもらえますが、そうでないときは、投資した元本を払い戻したお金が分配金として支払われます。

これは、高い手数料を支払って、貯金を引き落としているような状態です。 このように元本を取り崩してしまうため、毎月分配型では複利効果も発揮しにくいのです。

おさらいですが、現役時代のお金の使い方で正しいのは、複利効果を最大限に発揮することでしたね。 ちなみに、金融庁管轄のつみたてニーサの対象銘柄条件には「毎月分配型でないこと」と明記されています。

そのため、つみたてニーサに毎月分配型はありません。

この点からも、毎月分配型は長期の資産形成には向かないことが分かります。

一方でインデックスタイプの投資信託は、分配金が少なかったり、分配金がなかったり、分配金を自動的に再投資するものもあり、利益をすぐに手にしたい人には魅力的に見えません。

ですが、声を大にして言います。

「一見して地味に見える、インデックスタイプの投資信託こそが、合理的な投資対象なのです」大事なことなのでもう少し詳しく解説します。

指標は言い換えれば平均点のようなものです。 ですが、小学校の算数のテストの平均点をイメージしないでください。

確かに小学校のクラスの平均点なら、子供同士の学力差で平均点は低い状態です。

これなら、少し頑張れば平均点を超えられます。

しかし、投資でイメージすべきは、そのテストを解くのが、先生たち=プロフェッショナル、だという状態です。 先生たちが解きますので、平均点は非常に高いですね。 おいそれとは平均点を超えられません。

少々乱暴な解説でしたが、大切なことは、毎月分配型投資信託などの目先の利益につられることなく、真に合理的な金融商品を選択肢に入れてほしいのです。

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