「分かっている」と自分を納得させるか、そういう感情に屈すると、勝っているときに利食いに最も適した価格や時間に気づくことも非常に難しくなる。

勝っている状態は永遠に続くわけではない。 価格はいつまでも一方向には動かない。 ほぼ確実にそうならない要因がいくつかあるのだ。

勝っているときに利益を最大にするためには

  • ①利益目標に達するまでトレードを続ける
  • ②可能なかぎり利益を最大限にするために、利益目標を超えてもトレードを続ける
  • ③同時に、相場が利益目標に達しないか、もうトレード方向には動きそうにないという水準まで逆行したときに、含み益の減少を最小限にとどめることとの微妙なバランスをうまく取れるようになる必要がある。

勝っていると気づくのは簡単だ。

それとは対照的に、含み益をあまり減らすことなく「利を伸ばす」のは、極めて高度なスキルである。 適切な助言もなく、このスキルを学んで磨き上げるには通常、何年もかかる。

この高度なスキルの最も洗練された水準では、相場が利益目標に達するか、思惑どおりにもっと動くかを見極めるために、含み益のどれくらいをリスクにさらすかの判断を果てしなく続ける必要がある。

これらの判断のいずれにも使える資金管理やテクニカル戦略はいくつかある。

だが、それらのテクニックを効果的に使うためには、かなりの客観性が必要だ。

つまり、資金管理とテクニカル面の戦略があれば、勝っているときに、手仕舞って利益を確定するのは今だと明確に示すことはできる。 だが、それを実行するのはそれほど単純でも簡単でもない。

どうしてか。

第一に、仕掛けるために利用した自分の分析か何かの手段は、相場によって今、妥当性を認められている。

第二に、私たちはまさに期待どおりの結果を今、得ている。

そして第三に、私たちは勝って含み益を得ている状態にある。

これらはどれも極めて強い快感をもたらす。

これらの非常に前向きな感情に包まれていると、勝っている状況を客観的に評価するのがとても難しい精神状態に陥ることがある。 例えば、日常生活では、とても気分が良いときには当然ながら、その状態が続いてほしいと思う。

それはトレードで勝っているときでも同じだ。 ただしトレードでは、快感は利食いに必要な戦略とまったく相いれない。

勝ちトレードを手仕舞うべきという示唆があれば、強い快感をもたらしている経験を終わらせる気持ちが必要になる。 一方、手仕舞ったあともトレード方向に相場が動き続けたら、たぶん後悔の念にとらわれるだろう。

勝っているときには明らかに客観的でない精神状態に陥って、自分の手仕舞い戦略のシグナルを無視したくなりやすい。 あるいは、思惑どおりの動きが終わりつつあることを示す情報は真に受けなくなりやすい。

これはたやすく想像できるだろう。

しかし、それほど明白でないこともある。

勝っているときには安心感や幸福感に浸りやすくなるが、そうなると、「何も問題ないと分かっているのだから、何もする必要はない」と思ってしまうのだ。 私が言っているのは、勝っている状況がいつまでも続くと思う幸せいっぱいな気分のことだ。

言うまでもなく、幸せいっぱいというのは間違いなく素晴らしい精神状態だ。

だが同時に、タイミングよく利食いをするには大きな悪影響を及ぼす可能性もある。

だから、適切なスキル、つまりプロのように考える力がないと、理性的に考えているつもりでも感情に影響されて、相場がどう動きそうかは「分かっている」という考えに向かいやすい。 しかし、相場の状況は分かっていると思い込んでいるときの想定と、自分の手仕舞い戦略が要求しているシグナルはたいてい相反している。

それで、これなら安定した収入になると思える、計画的・組織的・体系的な手法に基づいて利益を確定させるのではなく、そのときどきの思いつきで利食いをすることになる。 時には取れたはずの金額よりもはるかに少ない利益で終わるか、もっと悪いことに、含み益が相当に膨らんだあと、結局は損切りで手仕舞うはめになることもある。

これはあまり気分の良い経験ではない。

だが、自分が何をしているか分かっていると思いながら、実は分かっていないときには、非常に避けがたいことでもある。

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