
まず10万円で始めてみる資産配分の大切さ
まず10万円で投資をはじめてみることをおすすめします。
車の運転と同じで、いくら勉強しても実際にやってみなければわからないことがたくさんあります。 教習所では簡単にできたことも、実際に路上で運転してみると勝手が違いますよね。
それと同じように資産運用も実際に証券会社で自分のお金を使って取引をはじめることは結構緊張するもので、ただ資産運用の勉強だけをしているのとは勝手がずいぶん変わってくるものです。
10万円で投資信託を購入したら、毎日チェックする必要はありません。
資産が分散されているので日々の値動きはそれほど大きなものにはなりませんから、あまり神経質になる必要はないのです。 その後3か月毎を目安に、自分の資産の3分の1ずつをアセットアロケーションの比率に基づく運用に切り替えていきます。
例えば投資全額がトータルで100万円の場合、最初は10万円で始め、その値動きとマーケットの動きを見比べながら、3か月間で投資のウォーミングアップをしていきます。
それから、3か月で30万円ずつアセットアロケーションに基づく分散投資に移行させていくのです。
このように少しずつ資産をシフトさせていけば、投資の知識を吸収しながら、無理なく1年後には資産全体を理想的なポートフォリオに移行することができます。 ただし、無理をする必要はありません。
1年というのはあくまで目安であり、様子を見ながら勉強して、納得した上で、自分にとって快適なペースで無理なくできるだけすみやかに移行させればよいのです。 一旦はじめた資産運用は長期的な視点に立って、相場がよいときも思うようにいかないときも続けることが大切です。
また、毎月入ってくる給料の中からさらに資金を追加して運用元本を大きくしていけば、その分資産を殖やすスピードを早めることができます。