株価の変動は投資家心理の表れ

新型コロナウイルス問題で揺れた株式相場もこのところ徐々に戻りつつあるがそろそろ頭が重くなってきたとの感触から、いつまた大きく調整し始めるのかと多少不安感を持たれている投資家も多いだろう。 株価の変動は様々な要因でもたらされるが、その多くは市場に集まっている投資家の心の揺れに起因していると言える。

基本的には株式市場には目先的に必要な資金ではなく中長期的にリターンを求めての資金が集まっている筈だが、個人投資家の皆さんは自由な発想で結構、短期的な変動を求めてリスクテイクしているものと思われる。 今回のコロナショックもそうした短期的な資金と中長期的な不安感が重なって生じた出来事だったと言える。

今、私たちの身の回りで起きている話はすべて株価にもつながっていると言えるが、株価は投資家心理を反映して変動を見せるため行き過ぎの局面が必ずやってくる。

それは上げ相場にも下げ相場にも言える。

投資家の心理は株価をいつまでも下げ続けると思う心理状態と、反対にいつまでも上げ続けると思う心理状態の綱引きで変動している。

日経平均やTOPIXに代表される全体相場はこの投資家心理で山あり谷ありの面白い推移を辿っており、個別銘柄もこの平均的な指数の変動に輪をかけて大きな変動を示すことがあったり、平均以下で穏健な推移を辿る場合もある。 この投資家心理に影響をもたらすのが当然のごとくメディアから伝えられる客観的な経済社会、政治、マクロ景気などの情報であり、個別企業においては業績に関する情報、将来の業績変動をもたらすと思われる材料に関する情報である。

今回の新型コロナウイルスに関しての情報はこれまでもSARS、MERSなどの流行の際にもあったかと思われるが、スペイン風邪、アジア風邪のような死者数の拡大懸念、パンデミックへの経験が浅かった投資家には脅威に感じられた筈で、3月には短期のパニック売りが見られた。

そのパニック売りが一巡して上げに転じたのはポジティブな対応が世界各国で政策的に採られたためだ。 短期投資家の空売りの買い戻し、押し目買い、中長期投資家のリスクテイクなどがあったためだろう。

その潮流は現在も続いているのかも知れませんが全体相場が半値戻りを達成したことで短期のロング(買いポジション)での妙味はなくなった。

これからはそろそろ次の調整局面に備えてショート(売りポジション)を仕掛ける向きも出てくる可能性がある。

意外にも米国株が強いとお感じの皆さんも多いでしょうし、このところの日経平均の上昇は日銀のETF買いによって支えられていて、買いコスト1万9500円との水準が下値目途となるとの見方が投資家心理を下支えしている。 また、PBR1倍割れの水準はバリュー面での下値目途となるとの見方も投資家心理を下支えする筈。

しかしながら世界経済がここから一段と冷え込む恐れもあり、企業業績の一段の悪化からPER面での割安感は消えてしまった。 一部の企業では赤字転落に陥り倒産する事例も出ており、短期投資家にとってはここからの上値の重さが気になるだろう。

マクロ経済の恐慌的な落ち込みだけではなく米中間の軋轢や更なる覇権争いなどネガティブな下げ相場につながる可能性のある要因が市場では静かに進行中なのかも知れません。

そうした不安感が投資家の心底にあるとすれば、それが少しでも具現化したらネガティブな動きにつながる可能性がある。 このように株式相場はポジティブ派(ロング)とネガティブ派(ショート)がそれぞれの理屈で戦っている中で形成されている。

見えない敵との戦いが世界中で続く中、それがそう簡単に収まるとは言えないが、人類は過去こうしたウイルスとの戦いを繰り広げ、時間をかけながら克服、勝利してきた。 短期的な調整があったとしても、それは再びの投資チャンスと見るぐらいの度量の大きさを持った新たな投資家が現れるとの期待もある。

社会の変化は新産業の発展にもつながる。 個別で見ても自助努力で存在感を高める企業が見出せるようになってきた。

投資家心理は不安感で微妙に揺れ動くことになるが、皆様にはポジティブに企業を見る目をしっかり養いながら、コロナ感染克服後の社会の変化でリターンを上げて頂きたい。

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